「フリーランスのプログラマーになるにはどうすればいい?」「そもそもフリーランスプログラマーって何?」
フリーランスプログラマーについて、このような疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか?
フリーランスとは、会社に属さない働き方や、働く人を指す言葉です。プログラマーはネット環境があれば仕事を進められるので、フリーランスとして活動している方も多いです。
しかしフリーランスで活動するプログラマーになりたくても、方法が分からない方も多いでしょう。そこで本記事では、フリーランスプログラマーとして働けるようになるための手順を紹介し、メリット・デメリットも解説します。
この記事を読めば、フリーランスプログラマーの仕事について理解でき、なるための方法が明確になるでしょう。
プログラマーは、プログラミング言語を用いてシステムを開発するのが仕事です。
フリーランスプログラマーは以下の2種類に分かれます。
それでは、順番に解説します。
独立系のフリーランスとは、会社や団体などの組織と雇用契約を結ばずに個人で活動していることを意味します。 自分の持っている高度なプログラミングスキルを活かし、独立して活動しています。
開業届を税務署に提出し、個人事業主で活動している方や法人化している方など、独立系といっても働き方はそれぞれです。
副業系のフリーランスとは、本業として働いている会社の業務とは別に仕事をし、収入を得ていることを意味します。 本業では組織に属して働いていますが、副業では個人事業主として活動しています。
本業があるため多忙を極める働き方ですが、収入源が2つ以上になるため、どちらかがうまくいかなかったとしても生活が立ち行かなくなる可能性は低いでしょう。
フリーランスプログラマーとして働く場合、以下の4つのメリットを期待できます。
順番に詳しく解説します。
フリーランスプログラマーとしての最大のメリットは、時間や場所の制約なく働けることです。
組織に所属すると出社や定時などの制限があるのに対し、フリーランスではパソコンとネット環境さえ整えば、自宅、カフェ、ホテルなどどこでも仕事ができます。そのため、週の働き方や休日、1日の働く時間など、全てのペースを自分でコントロールできます。
フリーランスの自由度の高さはは、プライベートと仕事のバランスを自身で調整する上で非常に魅力的です。
会社に所属すると、上司や部下など多くの人と関わるため、人間関係で悩むことが多いでしょう。
会社での人間関係がうまくいかずに転職を決める方も多いなか、フリーランスは個人で働くため、人間関係を最小限にとどめられます。 飲み会などの濃い付き合いも少なく、人間関係での悩みが少ないことがメリットです。
出世競争や合わない上司との調整など、会社員プログラマーとして働いていると業務以外に気を使う場面も多々あります。 フリーランスプログラマーは、まわりの方に気を遣う場面も少なく、自分で仕事の裁量を決められるため、ストレスを感じにくいでしょう。
自分のペースで仕事ができる点も、フリーランスプログラマーとして働くメリットの1つです。 会社員プログラマーの場合、自分の案件ではない上司の補佐や、納期がタイトな案件など、仕事のペースを自分で配分できない可能性があります。
フリーランスとして働けば、自分のやりたい仕事を獲得できたり、納期を自分で調整できたりするため、無理のないスケジュールで業務を進められます。
仕事に融通が利きやすいため、特に子育てや介護などで忙しい方にとってはありがたい働き方といえるでしょう。
個人事業主となって在宅で仕事をするのであれば、仕事とプライベートの両方にまたがる支出の一部を「経費」にできます。
具体的に経費にできる支出の例を以下に挙げています。
これらの一部を経費扱いとすることで、会社員であれば給与の中から支払う必要があったお金を「経費」として計上できるようになります。
収入から経費と控除を引いた額が課税所得とみなされるので、こうしたメリットのある個人事業主には節税効果があると言えます。
フリーランスプログラマーとして働くメリットは多いですが、なかにはデメリットも存在します。
フリーランスとして働くのであれば、以下3つのデメリットがある点も理解したうえで、なりたいかどうかを判断しましょう。
会社員からフリーランスに転身したいと考えているプログラマーは、フリーランスとしてどのくらい稼げるのか気になるでしょう。
一般的に、フリーランスプログラマーの平均年収は664万円と言われています。プログラマーは、習得した言語やクライアントの規模によって単価が異なるため、人によって収入の差はあります。
ただし、フリーランスになっていきなり平均年収と同額を稼げるわけではありません。地道にスキルを上げたり実績を積んでいったりしなければ、クライアントから評価がされにくく、案件を獲得しづらいためです。
本人の努力次第で、平均年収以上に稼げる可能性もあるため、年収を上げるにはまずはスキルアップと実績を積んでいくのが必要といえるでしょう。
未経験から目指すのであれば、まずはスキルを身につけなければなりません。 そのためには以下の3つの手順を理解して、フリーランスプログラマーを目指しましょう。
次から順番に解説します。
プログラミングの基礎知識とスキルの習得は、フリーランスとして案件を獲得するために不可欠です。
クライアントは、高い技術を持ったプログラマーに仕事を依頼したいと思っています。したがって、スキルを磨くことは収入の向上と生活の安定に直結します。
プログラミングスキルを学ぶ方法としては、参考書や動画学習サイトを使った独学や、プロの講師が教えるプログラミングスクールへ通うことが考えられます。効率的に学ぶためには、ITスクールの利用がおすすめですが、自分のライフスタイルに合わせて最適な方法を選びましょう。
プログラミングスキルを上げるのと同時に行うべきなのが、ポートフォリオの作成です。 ポートフォリオとは、自分が作成した作品を一覧にまとめたものを指します。
「自分にはこれが出来ます」「こんな実績があります。」などを形として証明できるため、営業ツールとして役立ちます。
ポートフォリオを提示されたクライアント側も、実績やスキルがはっきりとわかるため、安心して仕事を任せられるのです。
フリーランスプログラマーは、自分で案件を取る必要があるため、ポートフォリオの作成は必須といえるでしょう。
ポートフォリオが完成すれば、フリーランスとして働くための第一歩を進めたことになります。
独立する前に、フリーランス向けのエージェントに登録してあらかじめ実績を作っておくとよいでしょう。 徐々に実績を作れば、経験値を上げられますしスキルも高められます。
フリーランス向けのエージェントに登録すれば、担当のアドバイザーがあなたのスキルと強みを考慮した案件を紹介してくれます。
丁寧なサポートを受けつつ、実務スキルを上げられるため、実績を作るのにフリーランス向けのエージェントへの登録は欠かせないでしょう。
フリーランスプログラマーは、独立系と副業系の2つの働き方に分けられますが、どちらも時間や場所にとらわれない自由な働き方ができます。
自分のペースで仕事ができたり、経費を活用できたりなどのメリットが多くありますが、その分、営業から経理関係まですべて1人で行う手間がかかるデメリットもありますので、自分に合うか合わないかをよく考えて働き方を選びましょう。
いくら営業しても、高度なスキルがなければ案件を受注できないため、まずはITスクールでプロの講師から技術や知識などを学んでスキルアップを目指してください。