プログラミングの独学が無理といわれる理由は? 解決策や独学がおすすめの人の特徴

プログラミングの独学が無理といわれる理由は? 解決策や独学がおすすめの人の特徴

就職や転職、副業に役立てるために、独学でプログラミングをできるようになりたいと考えている人も多いでしょう。しかし「プログラミングの独学は無理」という声もあります。

本記事では、なぜプログラミングの独学が無理といわれているのか、理由や原因を解説します。

独学が向いている人の特徴や、挫折せずに続ける方法も紹介するので、自分に合ったプログラミング学習法を探す際に役立ててください。

独学でプログラミング習得は無理?

独学でプログラミング習得は無理?

プログラミングを独学で習得するのは無理といわれることが多いですが、そもそも本当に無理なのでしょうか。

結論からいうと、独学でプログラミングを習得することは可能ですが、挫折しやすい面があるので注意が必要です。以下で詳しく解説するので、これから独学を検討している人は参考にしてみてください。

未経験からの独学で就職や転職は可能


プログラミング未経験者でも、独学でプログラミングを習得して就職・転職を目指すことは可能です。
現役エンジニアがどこでスキルを学んだかというアンケート結果では、1位「会社」2位「独学」という結果になることが多く見られます。

会社や学校、スクールのような環境で学んだ人も「独学である程度学習してから取り組んだ」「初歩的な内容ややりたいことは独学した」など、知識量や学びたい内容によって独学を取り入れているケースがあります。

挫折や行き詰まりを感じやすい側面も


プログラミングは独学でも習得できる一方、挫折や行き詰まりを感じやすいという声があり、プログラミング学習者の約9割が挫折を経験していると言われています。

挫折時にあったらよかったこととして「気軽に聞ける環境」と答えた人が6割となりました。独学では、気軽に問題や不明点が生じたときに質問できる人がいないことから「独学だけでは無理」と感じやすい傾向があるようです。

独学でのプログラミング学習を成功させるためには、適切な学習計画を練り、行き詰まったときも止まらずに、少しずつでも進めることがスキルの習得につながります。

独学でプログラミング習得が難しい・無理といわれる原因3つ

ここからは、プログラミングの学習が独学では難しい・無理といわれる理由をさらに深掘りして解説します。主な理由を3つ紹介するので、独学で習得するか検討中の人は参考にしてください。

言語・スキル習得に膨大な時間がかかる


現役エンジニアがエンジニアになるまでにかかる期間は平均17カ月であり、1日の平均学習時間は4時間30分ほどと言われています。エンジニアになるまでの期間と平均学習時間をかけると、合計の学習時間は2,000時間を超えます。仕事に追われて学習期間が延びると、モチベーション維持が難しく、心が折れてしまう原因になるでしょう。


さらに、IT業界はトレンドや新しい言語を習得する必要があるため、常に学習しつづける力が不可欠です。それにより「独学は無理だ」と感じる方も多いようです。

不明点を聞いて解決できない


不明点を聞けなかったり、エラーやトラブルが発生しても自分ですぐに解決できなかったりすることも、独学でプログラミングを身に付けることが難しいと言われる理由です。特に初心者は知識が少ないため、エラーやトラブルの原因を見つけられず、時間を浪費してしまうこともあるでしょう。


1文字間違えただけでもプログラムは思うように動きません。1人で学習していると入力間違いのような単純なミスにもなかなか気づけないため、作業が行き詰まってしまいます。いざコードを完成させたとしても確認してくれる人がいなければ、他の人には解読が難しいコードとなっている可能性もあります。

モチベーションを保ちにくい


独学でプログラミングを覚える人の中には、モチベーションを保てず心が折れてしまう人もいます。独学では一緒に学べる仲間や応援してくれる講師がおらず、孤独を感じやすいです。一緒に高め合う存在がいないと、やる気を失ってしまうケースも多いでしょう。

また独学の場合、大学やスクールのように定期的な試験もありません。この期日までにこの範囲を習得する、といった具体的な学習達成のゴールを設定しにくいことも、挫折してしまう原因の一つです。

挫折せずに独学でプログラミングを身に付ける方法

挫折せずに独学でプログラミングを身に付ける方法

プログラミングを独学するのであれば、挫折しない方法を事前に知っておくことが大切です。独学できるのか不安だという人は参考にしてみてください。

目標設定と時間管理


独学では目標設定と時間管理が大切なポイントです。自分で学習プランを設定し、スケジュールに沿って学習を進める必要があります。

まずは短期間で達成できる目標を設定し、小さなゴールを積み重ねて学習を継続しましょう。短期的な学習目標とプランを設計して学習することで、勉強が習慣化します。すると学習に対するハードルが下がるとともに「〇〇まで習得する」という短期的なゴールが可視化できるため、モチベーションを保ちやすくなります。

また集中して学習するためにも、静かなスペースを確保し、必要な学習ツールをそろえた上で学習を進めるのがおすすめです。

オンラインの活用


オンライン上にある学習用アプリやWebサイト、動画、チュートリアルなどを活用して学ぶことも、挫折せずにプログラミングを学ぶには有効です。プログラミングスクールのオンラインコースで学ぶのも良いでしょう。

オンラインでつながれるコミュニティに参加することで、メンバー同士で質問し合ったり、疑問を解消したりできます。メンバーと知識を共有できるため、1人ではたどり着けないような情報を得られる可能性もあります。


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独学でプログラミングを習得できる人・向いていない人の特徴

独学でプログラミングを習得することができる人や、独学に向いている人の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。反対に、独学が難しい人の特徴も併せて説明するので、それぞれ把握しておきましょう。

独学でプログラミング学習が可能な人



独学でプログラミングを習得できる人の特徴は、以下の通りです。

  • 「おもしろいゲームを作りたい」など明確な学習目的がある人
  • 計画性を持って学習できる人
  • 自力で調べたり聞いたりして、根気強く不明点を解決できる人
プログラミングを学ぶための目標が明確な人は、目標達成に向けて迷わず学び進めることが可能です。 また無計画に学び進めるのは、時間を無駄にするだけで得策ではありません。そのため計画的な学習プランを設計する力が必須となります。 さらに不明点やエラーのようなトラブルが発生した際に、1人で調べて解決に導く力も求められます。

独学でプログラミング習得が難しい人


独学でのプログラミング習得が難しい人の特徴は、以下の通りです。

  • 目的があいまいな人
  • 不明点を調べる習慣がない人
  • 本業が忙しい人
  • 独学で勉強する習慣のない人
  • 短期間でスキルを習得したい人
「何となく良さそうだから」「誰かにすすめられた」など目的があいまいだと、なぜ勉強しているのか分からなくなり、モチベーションの低下につながります。また不明点があっても自分で調べる習慣がなければ、行き詰まったときに解決することができません。本業が忙しい人や勉強を習慣化できない人も学習を思ったように進められず、スキル習得までに長い期間を要するでしょう。 

 プログラミングの習得には膨大な時間がかかるため「1カ月でマスターする」というような短期間でのスキル習得は難しいです。長期的に学習を継続できる人でなければ、独学は難しいでしょう。

初心者に独学はおすすめできない理由

初心者に独学はおすすめできない理由

プログラミングについて全くの初心者であれば、独学という学習手段はあまりおすすめできません。理由を解説するので、初心者で学習方法に悩んでいる人は参考にしてください。

何から勉強すればいいか分かりにくい


全くの初心者の場合は、プログラミングの学習を始める際、何から手を付ければよいのか分からない人が多いでしょう。適した言語の選び方や教材の選び方、レベルの見極め方、学習の始め方、環境構築など、初期段階での学習ハードルが高いため、学習を始める前に挫折してしまうケースも多いです。

学習が非効率になりやすい


基礎知識がないため初歩的な内容でつまずきやすく、教材を理解するだけでも時間がかかってしまいます。また学習において要点をつかむのが難しく、トレンドや新しい言語などの最新情報ではなく古い情報を追ってしまうなど、学習が非効率になってしまうという点も、初心者に独学が難しい理由の一つです。

独学とプログラミングスクールの違い

ここでは、独学とプログラミングスクールの違いについて解説します。それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、自分に合ったプログラミングの学習方法を検討してください。

学習ペースと期間の違い


独学とプログラミングスクールの場合、学習ペースと学習期間に大きな違いがあります。独学は、自分のペースで好きな分野から学習を進めることが可能です。しかし自分でスケジュールを管理しなければならず、学習プラン・目標の設計や進捗管理をする必要があります。

スクールはカリキュラムとスケジュールをあらかじめ用意してくれているため、短期間で効率的に学習できます。しかし学習ペースをスクールに合わせる必要があるため、多忙な人にとっては通うのが難しいかもしれません。

疑問や悩みの解消方法の違い


学習を進める上で疑問や悩みが生じた場合、独学であれば本やインターネットを用いて自分で解決する必要があります。プログラミングコミュニティに入れば、仲間を作り気軽に相談することができます。

プログラミングスクールの場合は、エラーや疑問が生じれば専門の講師に聞いてすぐに解決可能です。また仲間にも相談でき、モチベーションを維持しながら学習できる利点もあります。

カリキュラムと講師やサポートの違い


プログラミングを独学する場合、カリキュラムがないため自分で最初から計画する必要があります。コツコツと計画性を持って学習できる人であれば、問題なく学習を進められるでしょう。

プログラミングスクールでは独学よりも費用がかさむ場合もありますが、就職支援サポートやアドバイス、カウンセリングを受けられる学校もあるため、スクール卒業後に就職しやすいメリットがあります。


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まとめ:独学が無理だと感じたら近くのITスクールを検索しよう

プログラミングの学習を始める際は、初期費用を抑えつつ自分のペースで取り組める独学に挑戦してみるのも良いですが、挫折しやすいのが難点です。独学で無理だと感じたら、本記事で紹介したコツを試す他、ITスクールも検討しましょう。ITスクールであれば、あらかじめ学習計画を立ててくれる上、講師や仲間と一緒に切磋琢磨しながら学習を進められます。

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