ほとんどの人がプログラミングで挫折するって本当?挫折の原因と正しい学習方法を解説

初めてプログラミングを学習する人のほとんどが、挫折を経験しているといわれています。人気のスキルではあるものの、なぜ多くの人が挫折をしてしまうのでしょうか。
本記事では、プログラミング学習で挫折する主な理由・原因から、プログラミング学習で挫折しないための方法、挫折しそうになったときの対策まで解説します。
「思うようにプログラミング学習が進まない」「難しくて挫折しそう」などの理由で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
プログラミング学習に挫折する理由

まずは、プログラミングの学習に挫折してしまう主な理由や要因について解説します。以下の原因を参考に対策を講じてみてください。
分からないことをすぐ質問できない
独学でプログラミング学習を行った人が挫折する主な原因は、気軽に分からないことを質問できる環境がないためといわれています。身近に質問できる人がいないとスムーズに学習を進められず、学習に対するモチベーションが低下することもあるでしょう。
また、エンジニアごとにプログラミングの方法が異なる場合があり、参考書や教材から学ぶだけでは、仕組みを理解するのが困難な傾向にあります。仕組みを理解できないと、そもそも問題が何なのか分からず、質問の仕方や調べ方も分からず、学習を諦めてしまう方もいます。
エラーを解決できなかった
プログラミング学習を進める中で、エラーが発生してプログラムが動かなくなるトラブルは付きものです。システムの完成に向けて、エラーが発生したら原因を特定し、改善しなければなりません。
しかし独学の場合は、表示されたエラーメッセージの内容そのものが理解できず、エラーを解決できない状態が長引くこともあります。
インターネットでエラーの対処法が分かるケースもありますが、メジャーな言語であってもインターネットで解説されているのと全く同じエラーが出るとは限りません。そのため最終的には自力で解決する必要があります。
特にマイナーな言語であれば、そもそも日本語の参考情報自体が少なく、一から自力で解決しなければいけません。度重なるエラーに対応できず、挫折してしまうことも原因として多いです。
モチベーションを維持できない
独学の場合は一緒に学ぶ仲間がいないため、意欲を高めあったり情報交換をしたりといったコミュニケーションが取れず、モチベーションを維持できない場合もあるようです。
また、なぜプログラミングを学びたいのかという目的を見失うと、ゴールのないマラソンを走り続けているような感覚になり、挫折することもあります。
環境構築など初期設定がそもそも大変
プログラミング学習のための環境を構築する段階でつまずいてしまうことも、挫折しやすい原因です。プログラミングを行うためには、ソフトやエディタ、言語の実行環境、ライブラリなど多くのツールを準備しなければなりません。また環境変数の設定は、環境構築の中でも複雑なため、初心者であればさらに難解に感じるでしょう。OSやバージョンを選ぶ段階でも、何が最適な選択なのか分からず、途中で諦めたくなる場合もあります。
環境構築を進められたとしても、完了までには時間がかかるため、なかなか学習を始められずにモチベーションの低下を招くケースもあるようです。
プログラミング言語やスキル習得に時間がかかる
プログラミング言語やスキルの習得には、時間がかかります。一般的に、基礎を理解するには約300時間、実務を行えるようになるには約1000時間を要するといわれています。難しい言語を選択している場合は、さらに難易度が増すため、長期的な学習時間を設ける必要があります。
またプログラミングはそもそも複数の言語を習得しなければ仕事とすることが難しい上に、技術の進化が早く、最新情報にアンテナを張りながら、言語やスキルを磨き続ける力が重要です。そのため、継続的に学習を進められる人はプログラマーに向いていると言えるでしょう。
プログラミングで挫折しないための学習方法

ここからは、プログラミング学習で挫折しないための方法を3つ紹介します。途中で挫折しなくても済むように自分に合う方法をぜひ導入してみてください。
プログラミング学習の目的やプランを明確にする
なぜプログラミング学習を始めたいのか、スキル習得後はどうなりたいのかなどの目的やプランを具体的に立てましょう。転職や就職、副業に生かすなど具体的な目標を決めれば、どのプログラミング言語を学ぶべきなのかが明確になり、必要な勉強時間を確保するための計画を立てられます。
またゴールが見えることで、進捗状況を自分で管理しやすくなり、モチベーションを維持できて挫折しにくくなります。学習を進める際は小さな目標を設定して、小まめに達成感を得られるように心掛けることが大切です。
他にも、プログラミングの検定や試験などへの合格も目標として設定すると、モチベーションの向上にもつながるためおすすめです。
初心者向けの言語からスタートする
初心者向けの言語を選べば、スムーズに学習を進められ、挫折を回避しやすくなるでしょう。最初から難しいプログラミング言語に挑戦してしまうと、習得に時間がかかったり、エラーに対応できなかったりして挫折の原因になります。
プログラミング言語の中でも、HTMLやCSS、JavaScript、Ruby、Python、PHPなどが、比較的簡単です。日本語の解説サイトや書籍なども多く出回っているため、環境構築も比較的容易にでき、スムーズに学習を進められるでしょう。
オンラインを活用し、環境を整える
オンラインでも学習できる環境を整えることも大切です。動画教材やWebサイト、チュートリアル、アプリを活用することで、気軽に学習を進められます
プログラミングのオンラインフォーラムやコミュニティに参加して、一緒に学習する仲間や質問できる環境を作ると、モチベーションを維持しやすくなるでしょう。
またプログラミングスクールであれば、疑問やエラーが発生した際に、講師へ質問できるため、最新の知識を活用した問題解決が可能です。
プログラミングで挫折しそうになったときの対策
プログラミングの学習で挫折しそうになったときの対策を解説します。心が折れないためにも、意識して学習を進めてみてください。
初心に帰って基礎固めをする
プログラミングに挫折しそうになったときは、初心に戻って知識の抜け漏れがないか確認し基礎固めをしましょう。
現在活躍しているプログラマーやエンジニアでも、学習を始めた頃から簡単にプログラミングを理解できていたわけではありません。多くの人がつまずきながら少しずつ理解を深め、現在のキャリアを築いています。
基礎を大切にし、エラーや問題が生じれば細かく分解して、一つずつ対処するように心掛けましょう。
実際に何かを開発しながら学ぶ
習得した知識を活用して、実際に何かを開発してみるのもおすすめです。サービスやアプリの開発を通して学んだ知識をアウトプットできるため、インプットした知識を定着させやすくなります。
サンプルで作ったアプリにオリジナルの追加機能を搭載してみるのも良いでしょう。自分がアプリの機能を作ることで、動作や機能に関心が高まり、モチベーションを維持できます。
インプットとアウトプットをバランスよく繰り返して学習を進めれば、挫折を回避し、着実かつ飛躍的なスキルアップが期待できます。
モチベーションを維持するための自己管理術を試す
モチベーションを維持できるよう、休憩を挟んだり、リフレッシュしたりして自己管理しながら学習を進めるのがおすすめです。
自分のペースを大切にしながら、焦らず着実にスキル習得を目指しましょう。設定した目標に向けたスケジュールを作成し、無理せず着実に成長できるよう、管理することが大切です。
短期間での目標やゴールを設定し、成功体験を繰り返して、自信につなげることもモチベーション維持には欠かせません。
【挫折してしまった人必見】プログラミングスクールがおすすめな理由

すでに独学でのプログラミング学習に挫折してしまった人でも、プログラミングスクールなら挫折しにくいです。その理由を以下で解説していきます。
不明点やエラーを講師に直接質問できる
プログラミングスクールで学習すれば、不明点やエラーを講師へ気軽に質問できるため、行き詰まることなく学習を進められるでしょう。
また学習スケジュールの相談も可能で、無理なく進められる特徴もあります。
就職や転職、副業などのサポートまでしてくれるスクールもあるため、スキルを習得した後のキャリア形成も安心です。資格取得ができたり、コースに最後まで通うという目的を持てることも、良いモチベーションになります。
短時間で効率的に学べる
プログラミングスクールであれば、限られた受講期間で必要なスキルを効率的に習得できます。スクールでは、最短距離で確実に目的を実現できるようにカリキュラムが組まれています。
独学であれば自分で学習スケジュール管理をしなければいけないため、効率を求めてプログラミングスクールに通うケースも多いです。また、独学だと勉強する順番や内容を誤って、なかなか効率的に進められないケースを耳にしますが、プログラミングスクールならこうした懸念点を取り除けるでしょう。
切磋琢磨する仲間ができる
プログラミングスクールでは同じ目標を持った仲間ができるため、アプリやコードの共有をしたり感想を言い合ったりして切磋琢磨できる環境を作れます。
悩みや不安なこと、疑問点があれば仲間に相談して、モチベーションを維持しながら学習できるのもプログラミングスクールの特徴です。
同じ課題に取り組む仲間同士で情報を共有し合い、共に成長できるでしょう。
まとめ:ITスクールでプログラミングを学ぼう
独学でプログラミングを学ぶ人のほとんどが、挫折を経験しています。自分で一から学ぶには、エラーや分からないことを解決する知識やスキルが求められるため、学習が行き詰まって挫折してしまいがちです。
独学が向いていない、挫折を経験したことがあるという人は、挫折しにくいプログラミングスクールを検討すると良いでしょう。近所でプログラミング言語が学べるスクールやコースを探すなら「マナビタイム」の利用を検討してみてください。希望するスキルやエリア、学習方法などで簡単にITスクールを検索できます。