給付金を活用できるWebマーケティングスクール4選 |対象者や手順も徹底解説

給付金を活用できるWebマーケティングスクール4選 |対象者や手順も徹底解説

近年注目を集めているWebマーケティング分野への転職やスキルアップを目指す方にとって、費用の負担は大きな課題の一つです。そんな中、国の給付金制度を活用すれば、自己負担を大幅に抑えて学ぶことが可能になります。
本記事では、給付金が活用できるWebマーケティングスクールの種類や制度の違い、申請手順までを徹底解説。
おすすめの給付金対応スクールも紹介しているので、無理なくスキルを身につけたい方はぜひ参考にしてください。

この記事でわかること
  • 給付金対象となる「教育訓練給付金」と「リスキリング支援事業」の違い
  • 各給付金の申請手順と利用方法のポイント
  • 給付金対象のおすすめWebマーケティングスクール紹介
→すぐにおすすめスクールを知りたい人こちら
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※2025年6月時点の情報です
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給付金の種類と対象制度を解説

給付金の種類と対象制度を解説

Webマーケティングスクール・講座の中には、給付金を活用してお得に受講できるものがあります。厚生労働省が実施する「教育訓練給付金」や、経済産業省が実施する「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」が代表的です。
それぞれの要件を満たせば、受講費用の一部を補助してもらうことが可能です。


まずは、「教育訓練給付金」と「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」がどのような制度なのかを確認しましょう。

厚生労働省の「教育訓練給付金」とは

「教育訓練給付金」は、厚生労働省が実施する給付金制度で、働く方の能力開発やキャリアアップを支援する目的があります。対象となるのは、厚生労働大臣が指定する講座です。


教育訓練給付金は、以下の3種類があります。それぞれ給付額や対象が異なるため、事前に確認しておきましょう。


種類 給付額の目安
専門実践教育訓練
  • 受講費用の最大50%(6カ月ごと支給)
  • 資格取得+1年以内に就職:+20%追加支給
  • 賃金5%以上上昇:+10%(2024年10月以降講座)
  • 支援給付金(条件該当者のみ)あり
特定一般教育訓練
  • 受講費用の40%支給(上限20万円)
  • 受講終了後に就職:+10%追加支給(上限5万円)
一般教育訓練
  • 受講費用の20%支給(上限10万円)

専門実践教育訓練は、受講期間中に6カ月ごとに申請して給付金を受け取ります。一方で、特定一般教育訓練・一般教育訓練は受講終了後に申請し、まとめて給付を受ける仕組みです。


対象者は、雇用保険に1年以上(専門実践は2年以上)加入している方。原則初めての利用者が対象ですが、前回の給付から3年以上経過していれば再利用可能です。アルバイト・パート・派遣社員も条件を満たせば対象になります。

※参考:厚生労働省「教育訓練給付制度

経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」とは

「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」は、経済産業省が実施する支援制度で、スキルの再習得と労働移動を総合的に支援することを目的としています。以下のようなサポートが提供されます。


  • キャリアプランに関する相談
  • 講座受講によるリスキリング
  • 転職相談・求人紹介
  • キャリアアップの実現

この制度の一環として、経済産業省は採択された事業者に補助金を支給しています。これにより、受講者は自己負担を抑えて講座を受講可能です。


補助金の給付条件は以下の通りです。

講座修了時:受講費用(税別)の1/2相当額(上限40万円)
講座修了後の転職成功時:受講費用(税別)の1/5相当額(上限16万円)


この事業の対象者は、在職中かつ異なる企業への転職を希望している方です。対象となる在職者には、正社員・契約社員・派遣社員・アルバイト・パートなど、雇用契約を結んでいるすべての方が含まれます。

※参考:経済産業省リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業「転職をご検討の方

教育訓練給付金とリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の違い

教育訓練給付金とリスキリング支援事業にはそれぞれ異なる特徴があります。以下の表で比較し、自分に適した支援制度を検討してみましょう。


比較項目 教育訓練給付金 リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業
対象者 雇用保険に加入・または加入歴がある一定条件の方 転職を目指す在職中の方
金額
  • 専門実践:最大80%(上限64万円)
  • 特定一般:最大50%(上限25万円)
  • 一般教育:最大20%(上限10万円)
  • 講座修了時:受講費用の1/2(上限40万円)
  • 転職成功後:受講費用の1/5(上限16万円)
活用方法 資格取得・スキル習得によるキャリアアップ 転職を目的としたスキル再習得

教育訓練給付金は、現職のままキャリアアップを目指す方や、副業・フリーランスを検討する方にも適しています。雇用主の変更が条件ではないため、柔軟に活用できます。


一方、リスキリング支援事業は「転職前提」の制度です。キャリア相談や求人紹介を含めたサポートがあるため、転職を目指す方には心強い制度です。

給付金を活用できるWebマーケティングスクール比較

ここでは、マナビタイムに掲載しているWebマーケティングスクールを比較しやすいように表にまとめています。

気になるスクールは「気になるボタン」からリストに追加して、まとめて問い合わせするのがおすすめです。

※この比較表は、マナビタイムに掲載している各スクールの公式情報をもとに作成しています。
「〇」はそのサービス(例:無料体験・転職サポートなど)の提供が確認できた場合、「✕」は情報の記載が確認できなかった場合を表します。
すべてのスクールをできる限り公平かつ正確にご紹介できるよう努めていますので、スクール選びの参考にご活用ください。

給付金が活用できるおすすめWebマーケティングスクール4選

ここからは給付金が活用できるおすすめのWebマーケティングスクールを紹介します。費用を抑えつつスキルを身に付けたい方は、参考にしてください。

WorX

WorX
出典:WorX

スクール情報
受講スタイル オンライン
無料体験 なし
無料カウンセリング あり
就職・転職保証 あり
就職・転職支援 あり
返金制度 なし

コース紹介表
コース名 MARKETING CLASS
料金(税込) 転職成功後:月給額面の10%×24カ月
※受講中負担0円(年収400万円の場合:約24万円)
受講期間 12週間
カリキュラム特徴 基礎〜実務/マンツーマン指導/キャリア支援

WorXは、未経験からマーケターを目指す方向けに設計されたオンライン型のリスキリング支援サービスです。「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の対象スクールとなっており、受講中の費用負担が一切ない点が大きな特徴です。転職が成功した場合のみ年収に応じた料金を後払いする仕組みとなっています。


マーケターを目指す方を対象とした「MARKETING CLASS」では、現役プロマーケターによるマンツーマン指導が行われ、デジタルマーケティングの基礎から応用、データ分析までを網羅的に学ぶことができます。転職を前提とした講座のため、週1回のキャリアコーチング面接対策転職後の実務相談まで手厚い支援が提供されます。転職後も実務に関する相談が可能なため、就業中も安心してキャリアを継続できます。


WorXの詳細はこちら

Break Marketing Program

Break Marketing Program
スクール情報
受講スタイル オンライン
無料体験 なし
無料カウンセリング あり
就職・転職保証 なし
就職・転職支援 あり
返金制度 なし

コース紹介表
コース名 Break Marketing Program
料金(税込) 360,800円〜(入学金別)
※12週間コースの場合:実質負担143,200円
受講期間 12週間/18週間/24週間
カリキュラム特徴 実務重視/ステップアップ型/アウトプット中心

Break Marketing Programは、Webマーケターとしての転職や独立を目指す方のためのオンラインスクールです。「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の対象講座にも認定されています。


現役のプロWebマーケターから、マーケティングの全体像・専門用語の理解、リサーチ、SEO、広告運用、効果測定まで、Webマーケターに必要なスキルを基礎から応用まで学べます。課題の80%が現場を想定した実践課題となっており、現場で即活用できる力が身につきます。一つのスキルの習得が完了してから次のステップへ進むステップアップ型のため、着実にスキルを定着させることができます。


短期集中型の12週間コース仕事と学習を両立したい方向けの18週間コースじっくり学べる24週間コースから選択可能で、自分に合ったペースで無理なく進められます。



Break Marketing Programの詳細はこちら

MERC Education

MERC Education

スクール情報
受講スタイル オンライン
無料体験 なし
無料カウンセリング あり
就職・転職保証 なし
就職・転職支援 あり
返金制度 なし

コース紹介表
コース名 MERC Education
料金(税込) 327,800円(入学金別)
教育訓練給付制度:実質72,160円
リスキリング事業:実質0円
受講期間 3カ月
カリキュラム特徴 マーケ戦略/ワークショップ実践/実務直結

MERC Educationは、実務ですぐに生かせるマーケティング戦略を学べるオンラインスクールです。「教育訓練給付制度」および「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の両方に対応しており、受講費用の大部分が給付対象となるため、自己負担を抑えて学習できます。


実際のコンサルティング現場に基づいたSTP分析や4P・4C、ブランドエクイティ、価格戦略、ブランドストーリー設計など、マーケティング戦略の基礎から応用までを幅広くカバー。ワークショップで実際に戦略構築に取り組むことで、全12回の講座を通じて実践で活用できる実用的なスキルが習得できます。


キャリアデザインシートを活用したキャリアデザイン支援や、求人紹介ポートフォリオ作成など、転職支援も充実しているのが特徴です。また、卒業後に参加できる学習継続のためのコミュニティも用意されています。


MERC Educationの詳細はこちら

Wannabe Academy

Wannabe Academy

スクール情報
受講スタイル オンライン
無料体験 あり
無料カウンセリング なし
就職・転職保証 なし
就職・転職支援 あり
返金制度 あり

コース紹介表
コース名 実務経験が積めるWebマーケティングコース
料金(税込) 429,000円(実質39,000円)
受講期間 6カ月(学習4カ月 + 実地研修2カ月)
カリキュラム特徴 実務研修/未経験向け/履歴書に書ける実績

Wannabe Academyは、Webマーケティングの実践スキルを体系的に学べるオンラインスクールです。「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の対象講座」となっています。


『実務経験が積めるWebマーケティングコース』は、4カ月かけて基礎から応用を学んだ後、2カ月間で実際のクライアント案件に取り組む実地研修が含まれています。卒業時に実務経験を証明できる内容となっており、未経験からでも履歴書に記載できるスキルを身につけることが可能です。


転職サポートも手厚く、転職活動開始6カ月以内の転職決定率は90%となっています。グループ企業の専属キャリアアドバイザーが求人紹介や企業分析、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策までをサポートしており、希望者に業界専門エージェントを付けてくれるのも特徴です。



Wannabe Academyの詳細はこちら


こちらの記事では、おすすめのWebマーケティングスクールを厳選して紹介しています。給付金対象外のスクールも視野に入れて検討したい方は、ぜひ参考にしてください。


給付金の利用手順

ここからは、教育訓練給付金とリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の利用手順を、それぞれ解説します。

教育訓練給付金の利用手順

教育訓練給付金の利用手順は、給付金の種類によって異なります。


専門実践教育訓練と特定一般教育訓練の場合、ハローワークまたはキャリア形成・リスキリング支援センターで『訓練前キャリアコンサルティング』を受け、ジョブ・カードを作成します。その後、対象講座の受講開始の2週間前までに、お住まいの地域を管轄するハローワークで受給資格確認を行って、厚生労働大臣の指定を受けた教育訓練の受講を開始します。


専門実践教育訓練の場合、受講開始から6ヶ月ごと、または訓練修了日の翌日から1ヶ月以内に、お住まいの地域を管轄しているハローワークで支給申請が必要です。特定一般教育訓練の場合は、修了日の翌日から数えて1カ月以内に支給申請をします。


一般教育訓練は、事前のキャリアコンサルティングや資格確認が不要です。対象講座を選んで受講した後、修了日の翌日から数えて1カ月以内にお住まいの地域を管轄しているハローワークで支給申請をすれば、給付を受けることができます。

リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の利用手順

リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業を利用するには、まず希望するスクールでキャリア相談を受けます。キャリア相談は無料なので、複数のスクールを比較検討するのがおすすめです。


スクールが決定したら申し込みをして、講座を受講した後、スクールでキャリアサポートを受けながら、転職を目指します。受講修了後に受講費用(税別)の1/2相当額、転職成功後1年継続して就業すると追加で受講費用(税別)の1/5相当額が補助されます。


ただし、補助金の支給タイミングや手続きの流れはスクールによって異なります。申し込みの際に補助額が差し引かれた費用を支払うケースもあれば、いったん全額を支払って、後からキャッシュバックされるケースもあるので、事前に確認しておくことが大切です。


制度 キャリア相談 資格確認 支給申請(タイミング)
専門実践・特定一般教育訓練給付金 2週間前 専門実践:6ヶ月ごと/修了後1ヶ月以内
特定一般:修了後1ヶ月以内
一般教育訓練給付金 不要 不要 修了後1ヶ月以内
リスキリング支援事業 必要 - 修了時&転職1年後(事業者経由)

教育訓練給付金とリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業はどちらがおすすめ?

教育訓練給付金とリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業はどちらがおすすめ?

教育訓練給付金とリスキリング支援事業は目的が異なるため、利用目的に応じた選択が重要です。


現職のままキャリアアップをしたい方、副業やフリーランスでの成功を目指したい方は、教育訓練給付金がおすすめです。スキルを習得して転職を検討している方は、リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業が適しています。


給付金対象のWebマーケティング講座を開講しているスクールの多くは、カリキュラムやサポート内容に独自の特色を持たせています。しかし、学べる内容や費用には大幅な違いはありません。受講するスクールをベースに考えるよりも、何を目的としてスキルを習得したいかを検討することが大切です。


給付金に関するよくある質問

最後に、給付金に関するよくある質問とその解答を紹介します。

Q. 教育訓練給付金とリスキリング支援事業の両方を同時に利用できる?

原則として、1つの講座・コースに対して、教育訓練給付金とリスキリング支援事業の併用はできません。ただし、異なるコースを受講する場合、それぞれの制度を活用できる可能性があります。


Q. 給付金対象のスクールはどうやって探す?

給付金対象のスクールは、厚生労働省や経済産業省が提供している検索システムを使って検索できます。


ただし、検索条件の設定が難しいため、ITポータルサイトを活用するのがおすすめです。全国の講座を横断的に検索できる「マナビタイム」なら、各給付金の対象講座に絞って検索できます。学びたいスキルやなりたい職種を絞っての検索も可能なので、スクール選びの際にご活用ください

Q. 給付金と併用できるキャンペーンはある?

マナビタイムでは、給付金と併用可能なAmazonギフト券10,000円分プレゼントキャンペーンを実施しています。会員限定のキャンペーンで、サイトを通してスクールに問い合わせをした後、入学した方が対象です。


マナビタイムのキャンペーン


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まとめ

給付金制度を活用すれば、受講費を大幅に抑えることが可能です。通常数十万円かかるWebマーケティングスクールも、自己負担を減らして学べるチャンスになります。特に「教育訓練給付金」や「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」は、キャリアアップを目指す社会人にとって心強い制度です。


本記事では、2つの主要制度の特徴や違い、対象条件、申請方法をわかりやすく解説しています。また、それぞれの制度に対応しているおすすめのWebマーケティングスクールを4校厳選し、学習内容やサポート体制、料金などを比較しています。


教育訓練給付金は最大10万円〜70%支給される制度で、厚生労働省が管轄。一方、リスキリング支援事業は最大70%補助が受けられる経済産業省の支援です。ただし、制度ごとに対象者や手続きが異なるため、事前に内容を理解して自分に合った制度を選ぶことが重要です。


記事内では、対応スクールの比較だけでなく、学べるスキルの内容や転職・副業への活用事例、よくある質問なども紹介。「制度の違いがわからない」「自分が対象か不安」という方にも役立つ内容となっています。


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