Webデザイナーの副業は稼げる?未経験から始める方法と必要なスキルを解説

Webデザイナーは、副業としても人気が高い仕事の一つです。しかし、Webデザイナーの仕事に興味があっても「未経験から副業にできるのか」「どのくらいのスキルがあれば稼げるのか」などの疑問が残り、行動に移せない人もいるでしょう。
本記事では、Webデザイナーは副業に適しているのか、未経験からでも収入を得る方法はあるのかなどを詳しく解説します。Webデザイナーの副業を始めるために必要なスキルやおすすめの資格も紹介するので、Webデザイナーを目指したい人はぜひ最後までご覧ください。
Webデザイナーは副業にできる?

結論として、Webデザイナーの仕事を副業ですることは可能です。
なぜなら、IT・Web業界は人材不足であり、副業の案件数が豊富にあるからです。そのため、未経験者でもスキルの習得次第で副業にできる可能性が十分にあります。
Webデザイナーを取り巻く現状
先述のように、IT関連市場の規模拡大に伴い、IT・Web業界は人材不足が深刻です。そのため、副業やフリーランス向けの案件募集が増えており、Webデザインの仕事も少なくありません。
とはいえWebデザイナーの案件は報酬単価が比較的低い傾向があり、副業には向かないといわれることがあります。しかし最初は低単価でも、実績を積み上げることで受注額は徐々に上がります。
また単価が低い仕事が多いということは、初心者にもチャンスがあるということです。デザインの仕事に憧れているなら、副業で稼ぎながら夢を叶えられる可能性があるので、興味がある人は副業を前向きに考えてみましょう。
副業案件や求人が多い
Webデザイナーの仕事は、副業やフリーランス向けの案件が豊富なため、初心者でも案件を獲得できるチャンスが多々あります。
代表的なクラウドソーシングサイトのWeb制作・Webデザインの案件数を見てみましょう。
サービス名 | 案件数※ |
---|---|
ランサーズ | 147,344件 |
クラウドワークス | 3,282件 |
ココナラ | 12件 |
Webデザイナーの仕事が副業向きな理由

Webデザイナーの仕事が副業として相性が良い・適している理由として、「場所にとらわれない働き方を実現できる」「初期投資やそろえるものが少ない」といった理由が挙げられます。
ここからは上記の理由について詳しく解説します。
場所にとらわれない働き方を実現できる
副業は帰宅後から就寝前や土日などに取り組むケースが多いので、場所や時間にとらわれない働き方ができる仕事が人気です。
Webデザイナーはほとんどの場合、パソコンとインターネットの通信環境がそろっていればどこでも仕事が可能です。場所にとらわれないため、在宅はもちろん外出先のカフェやコワーキングスペースなどでも仕事ができます。
成果を共有するには、ランサーズやクラウドワークスのようなクラウド型ツールを使えば問題ないでしょう。時間に縛られることもあまりないため、無理をしない働き方が実現できる点も魅力です。
初期投資やそろえるものが少ない
同じデザイナーでも、雑誌や広告やプロダクト、パッケージを担当する場合は、プリンターや作業スペースなどが必要になります。
一方Webデザイナーは、IllustratorやPhotoshopなどのデザインソフトをインストールしたり、Canvaなどのデザインツールをインターネット経由で使用したりすれば良いので、整える環境やソフトなどが比較的少ないことも副業に適した理由です。
Webデザイナーを副業とした場合の収入例
副業を始めるなら、どのくらい収入を得られるか調べておくことが大切です。
Webデザイナーを副業とした場合の収入の目安を、副業時の条件別に解説するので、参考にしてください。
隙間時間・休日のみ
バナー制作は種類によって報酬が異なるため、以下の表を参考にしてください。
バナーの種類 | 平均報酬 |
---|---|
静止画バナー | 3,000~1万円 |
ボタンリンクバナー | 1,500円~ |
動画広告バナー | 3万~10万円 |
GIFアニメバナー | 7,000~1万円 |
続いて、ロゴ制作をクラウドワークスで調べたところ、数千〜数万円と案件によって大きな差がありました。納期は一般的に2週間~1ヵ月程度と案件によって異なるので、受注する際に期限までに時間の余裕があるか十分確認しましょう。
ロゴ制作は比較的難易度が低めとはいえ、顧客が求めるデザインを丁寧にヒアリングし、形にする必要があります。クリエイティブなスキルや知識が必要になるため、報酬の低いものから受注して、慣れてきたら高報酬の案件にチャレンジしましょう。
多くの場合、バナー制作やロゴ制作は1本単位の報酬です。家事や育児、学校、仕事の後などの隙間時間に件数をこなせば、月に数万円ほど稼ぐこともできるでしょう。
在宅で長期案件も受託
Webサイト制作の案件は納品まで3〜4ヵ月ほどかかることがあるので、長期案件に分類されます。仕事内容は新規Webサイトの立ち上げに伴う構築や、サイト設計、既存Webサイトのリニューアル作業などが含まれます。
報酬は規模によって異なり、10万~40万円ほどが相場です。WordPressを利用した小規模サイトの案件なら、報酬が10万円以下になるケースもあります。
またWebサイト制作は案件1本当たりの報酬が高くても、納品までの期間が長いと、1ヵ月当たりの報酬が低くなることもあるので時間配分に気を付けましょう。
WebサイトのUI改善は、すでに完成されているWebサイトをユーザーが利用しやすいデザインに改善する仕事で報酬は1万~10万円ほどが相場です。ゼロからWebサイトを制作するのが不安な人は、まずUI改善から挑戦するのも良いでしょう。
未経験からWebデザイナーで副業収入を得る方法

未経験者がWebデザイナーとして副業で収入を得るために必要なスキルや流れを、2つのステップに分けて解説します。
スクールや独学でスキルを学ぶ
独学では不明点があっても自分で解決しなければならないため、挫折しやすい傾向があります。ITスクールであれば学ぶのに最適な環境が整えられているので、的確なスキルや総合的な知識が身に付きやすいでしょう。
お近くのスクールからWebデザインに適したコースを探すなら、全国のスクールを検索できるマナビタイムの検索機能を利用してみてください。
実績とポートフォリオ作り
また、Webデザイナーの副業を始めるためには、ポートフォリオやサンプル作りが必須です。ポートフォリオやサンプルは顧客に自分の実力をアピールするものであり、案件の受注に大きく影響します。
高いスキルや実績を証明することで、顧客は案件を依頼したいと考えるため、案件が獲得できたらポートフォリオに記載を増やしましょう。
未経験者がWebデザイナーの副業を始める時に必要なスキル

未経験者からWebデザイナーとして副業に取り組むには、以下の基本的なスキルを身に付けておく必要があります。
- Webデザインの知識とスキル
- コーディングやプログラミングの知識とスキル
- デザインツールやソフトの操作
Webデザインの知識とスキル
- レイアウト
- タイポグラフィー
- 配色
コーディングやプログラミングの知識とスキル
Webサイト制作や更新を担当する案件では、プログラミングやコーディングのスキルが求められることがあります。HTMLなどのマークアップ言語、CSS、JavaScriptなどの言語知識やスキルを身に付け、コーディングやプログラミングが出来れば、デザイン以外の案件も受けられるようになります。安定した収入が得られる可能性が高まるため、副業を始めるなら習得しておくと良いでしょう。
お近くのITスクールでプログラミング言語を学べるコースを探す場合は、マナビタイムの以下のリンクより検索できます。
デザインツールやソフトの操作
- Adobe Illustrator
- Adobe Photoshop
未経験者がWebデザイナーを副業にする場合の注意点
Webデザイナーで副業を始めるにあたって、注意点が3つあります。
- 就業規則の確認
- 本業に影響のないスケジュール管理
- 確定申告の仕組みの理解
また、副業の年間収入が20万円以上を超えると確定申告が必要になります。月に1.6万円以上稼ぐと超える金額なので、副業をしていれば珍しいことではありません。
副業で発生した経費は控除できるため、デザインやウィルス対策ソフトなどの購入にかかった領収書や書籍購入時のレシートなどは保管しておくと良いでしょう。
無申告で必要な税金を納めていない場合は、罰則の対象となる場合があるので注意してください。Webデザイナーに限らず、副業を始めるならどの仕事でも該当することなのでぜひ覚えておきましょう。
まとめ:Webデザイナーのスキルを学んで副業しよう
Webデザイナーは副業の案件数が多く、初期投資が少ないことや場所を選ばないことため、副業としておすすめです。在宅ワークが可能で隙間時間に働くこともできるため、小さい子どもや介護が必要な家族がいても安心です。
Webデザイナーの副業で稼ぐなら、幅広いスキルを身に付けておく必要があります。独学ではモチベーションの維持が難しく、挫折する恐れがあるので、ITスクールで適切なコースの受講を検討しましょう。
ITスクールを探すなら、全国のITスクールが検索できる「マナビタイム」が便利です。Webデザイナーを目指したい人は、ぜひ以下から検索してみましょう。