【未経験から目指す】Webディレクターに必要な5つの要素

【未経験から目指す】Webディレクターに必要な5つの要素

Web業界で働きたい多くの方にとって、Webディレクターは憧れの職種の一つです。未経験でもチャレンジできる職種ですが、実際にどうすればなれるのか、30代以上でも挑戦できるのかなど、疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、Webディレクターの業務内容や、仕事に役立つ資格・スキル、就職後のキャリアについて解説します。未経験者でも諦めずに、まずは情報を収集し、自身のキャリアパスを考えることが重要です。

Webディレクターとは?

Webディレクターとは?

Webディレクターとは、Web制作現場においてプロジェクト全体を監督・指揮・管理・進行する職種です。制作現場ではエンジニア、デザイナー、ライターなどさまざまなスタッフと協力し、スケジュール通りにプロジェクトの目標達成を目指します。Webディレクターの業務内容は多岐にわたり、顧客とスタッフ間の橋渡し役として幅広い場面で活躍する重要なポジションです。

Webディレクターの仕事って?

Webディレクターの仕事は、業界や企業の規模によって異なり、主に以下の3つの業務を担当します。具体的な仕事内容を把握し、自分に適性があるかどうか、そして就職しても後悔しないかなどの判断材料にしてください。

顧客へのヒアリング・要件定義


Webディレクターは、ヒアリングを通じて顧客のニーズや目標を正確に把握し、それを基にプロジェクトを計画・実行します。実現可能な戦略や目標達成のためのアクションプランを策定できるかどうかがプロジェクト成功の大きな要因になるでしょう。

プロジェクトの計画・進行管理


Webサイトの定義や設計が決定したら、プロジェクトの全体的なスケジュールを立てます。制作に必要なエンジニア、デザイナー、ライターなどプロジェクトメンバーを集めたり、仕事を割り当てたりするのもWebディレクターの仕事です。

さらに、スケジュールの進行管理も行います。プロジェクト全体のスケジュール把握はもちろん、スタッフごとの進捗をチェックし、遅れが出ないか、計画通りに進んでいるかどうかなども把握しておく必要があります。

制作物のチェック


Webサイトの正確性や見た目、使いやすさなど、品質のチェック・管理をすることもWebディレクターの管轄です。直接Webサイトを制作するわけではありませんが、的確な指示を出したり納品物の修正を提案したりするために、専門用語の把握やスキルの習得が必要になります。

Webディレクターの仕事内容についてさらに深く知りたい方は、以下も併せてご覧ください。

どうすれば未経験からWebディレクターになれる?

どうすれば未経験からWebディレクターになれる?

Webディレクターは未経験から応募できる求人も多く、経験者でなくても十分チャンスはあります。では、ここからはWebディレクターを目指すための方法を、求職者の状況別に紹介します。ぜひ、参考にしてください。

Web業界から転職する場合


Web業界から転職する場合は、未経験者に比べて求人の数も多く有利です。

過去の経験をどのようにWebディレクターとして活かしていきたいのかなど、自分の強みを明確にしておくと面接の際にしっかりとアピールできます。特に「現場の流れが分かる」「コミュニケーションスキルが高い」「リーダーシップがある」などは、良いアピールポイントになるでしょう。

Web業界未経験者の場合


Web業界以外から転職する場合は、経験者に比べて選べる求人が少ない傾向があるため、未経験可の求人を探して応募するのが近道です。

就職に有利になるように、業界や各企業に必要な能力をリサーチし、Webディレクターの仕事に活かせるような経験をしておくと面接の際にアピールできます。未経験であっても「この人と一緒に仕事がしたい」と思われるようなアピールポイントを見つけておくと有利です。

ITスクールなどでスキル習得を行う


前述した通り、Webディレクターの仕事は顧客への提案をはじめ、専門職とのやり取りが多くWebに関する基礎的な知識が必要です。未経験者の場合は転職の際に、どの程度の知識やスキルがあるかを問われることもあります。特にアピールポイントがない場合は、スクールに通って基礎知識を身に付けておくと良いでしょう。

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未経験からWebディレクターになるために必要なスキルとは?

未経験だからこそ、就職・転職の前に資格やスキルを身に付けたいと思う人は多いでしょう。Webディレクターは業務の範囲が広いため、求められる知識やスキルも多くなります。

ここではWebディレクターに必要な5つのスキルを紹介するので、以下のようなスキルに長けている方は存分にアピールしましょう。

リーダーシップ


Webディレクターは、プロジェクト全体を管理するのが役割です。メンバーを取りまとめる力、メンバーが気持ち良く動けるように働きかける力などリーダーシップが求められます。また、いざというときに頼りになる責任感があると、チームメンバーも安心して力を発揮できるでしょう。

自分の担当外だからといってスタッフに丸投げせず、当事者意識を持ってチーム全体の動きを把握し、チーム全体を導いていけるかがプロジェクト成功のカギとなります。

コミュニケーションスキル


Webディレクターにはコミュニケーションスキルも求められます。

顧客の要望を聞く、スタッフと打ち合わせするなど、Webディレクターの仕事は人と関わる機会が多いのが特徴です。社内だけでなく、外部からスタッフをアサインすることも多いため、コミュニケーション能力は必須となります。

プロジェクト成功のために、外部スタッフとの関係構築や、疑問・不安などを相談しやすい雰囲気づくりなど、円滑なコミュニケーションが取れるよう工夫しましょう。

ヒアリング力


顧客やスタッフの中には考えをまとめられない人や、意見をうまく表現できない人もいます。特に顧客の場合は、イメージが固まっていても、どのように表現すれば良いのか分からないという人もいるでしょう。Webディレクターには顧客の要望を汲み取る力や、スタッフからの意見をまとめる力が必要です。ヒアリングを通して、要望や意見を形にすれば、顧客から高い評価をいただけるはずです。

情報収集スキル


Web関連の情報は、移り変わりが早いのが特徴です。技術やデザインなどの最新トレンドをキャッチするためにも、情報収集能力は身に付けておきたいものです。顧客に提案する際も、顧客の要望に合わせつつ、トレンドもうまく取り入れながら企画を提案できると喜ばれます。

Webディレクターになったら業界のニュースはもちろん、市場の流れや世論をキャッチする、勉強会や交流会に参加するなど、情報収集を怠らない努力も必要になります。

スケジュール管理スキル


Webサイトの作成は短くて数カ月、長くて1年近いスパンで行われます。スタッフそれぞれに業務進捗や課題があり、Webディレクターは関係者全てのスケジュールを把握した上で管理していかなければなりません。各フェーズでどのスタッフが関わっているか、期日に間に合うかなど多くの工程があるからこそ、スケジュール管理スキルは重要です。

またWebディレクターの業務はスケジュール管理だけでなく、複数の仕事を同時にこなしながらスムーズに仕事を進めていく、マルチタスク能力も要求されます。

Webディレクターの転職先・キャリアパス

将来設計において、キャリアを長期的な視点で考えることは非常に重要です。Webディレクターになれたとして、その後のキャリアにどのように影響するかも考えておかなければなりません。

Webディレクターは幅広い知識やスキルを求められるため、経験者はその先のキャリアの幅が広がります。Webディレクターとして活躍した後は、総合的な役割を持つ「Webプロデューサー」、オンライン集客に力を発揮する「Webマーケター」などにキャリアチェンジすることも可能です。力を付ければ独立の道も夢ではありません。

キャリアチェンジのための通り道としてWebディレクターを目指すのも良いでしょう。Webディレクターの転職やキャリアパスについてもっと深く知りたい方は、以下を参考にしてください。

Webディレクターの主な転職先とキャリアパス|成功に向けたポイントも

あると役立つWebディレクターの資格

資格があればWebディレクターになれるわけではありません。しかし業務を行う際に役立つ資格はあります。Webディレクターになるために資格を取るというよりも、業務理解を深め、スキルを磨くためのツールとして活用できるでしょう。

例えば「Webリテラシー試験」は、Web関連のプロデューサー、ディレクター、デザイナーに関する知識を広範囲に学べます。また「Webディレクション試験」は、Webディレクターやプロジェクトマネージャーなど、管理者向けの資格です。その他にもアクセス解析の手法を学べる「Webアナリスト検定」などがあります。

Webディレクターに必要なスキルについて、もっと知りたい方は以下も併せてご覧ください。

Webディレクターに必要なスキル6選|未経験から習得する方法を紹介

30代以上で未経験からWebディレクターになるのは難しい?


「未経験に加えて、30代以上での転職は難しいのではないか」と考える方も多いでしょう。しかし未経験者から応募できる求人は多数あり、30代以上の人材を募集している企業もあります。Webディレクターは調整役として重要なポジションでもあるため、社会人としての経験値が重視されることもあるからです。

今までの社会人生活で培ってきたコミュニケーションスキルやリーダーシップなどは、面接の際に強みとなります。過去の経験や知識・スキルを、今後どのように活かしていけるのかを明確にし、アピールできるようにしておくことが大切です。

転職だけではなく、フリーランスという選択肢も

転職だけではなく、フリーランスという選択肢も

会社員としてではなく、今後フリーランスとして活躍していきたいという目標があれば、フリーランスのWebディレクターになる方法もあります。ただし未経験者がフリーランスで仕事を得るのは難しいので、まずはWebデザイナー、Webライターなどの職種で経験を積みつつ、Webディレクターの仕事にチャレンジしていくのが良いでしょう。

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まとめ:未経験でもWebディレクターになれる! まずはリサーチから始めよう

未経験者でもWebディレクターになることは可能です。リーダーシップやコミュニケーションスキルなど、今まで培ってきた経験が生きることも多くあります。ただし顧客への提案やスタッフ間の調整においては、専門用語や基礎知識が必要となる場合もあるので、事前に習得しておくと良いでしょう。

マナビタイムでは、Webディレクターを含む800件以上のおすすめのコースから、習得したいスキルや受講スタイル、地域などで絞り込みができます。自分の夢に向かって必要なスキルを学んでおきたいという方は、ぜひご活用ください。

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