インフラエンジニアの平均年収は?|他ITエンジニアと比較してみよう

インフラエンジニアはシステムの基盤を作る仕事で、企業のシステム化が進む現代になくてはならない職種です。
ゆえに社会貢献度が高く、今後も需要が高い仕事となっています。そんな魅力的なインフラエンジニアへの転職を検討するなら、年収の相場は知っておきたいもの。

本記事では、インフラエンジニアの平均年収について分かりやすく解説していきます。加えてインフラエンジニアの将来性や必要なスキル、メリットなどを詳しく紹介します。
この記事を読めばインフラエンジニアの年収の相場が分かり、未経験からインフラエンジニアとして活躍できるようになるでしょう。少しでも興味がある方はぜひご覧ください。

インフラエンジニアの業務内容

インフラエンジニアの業務内容
インフラエンジニアは、情報システムを稼働させる基盤となるITインフラの設計から構築、運用、そして保守までを一貫して担当する職種です。ここでのITインフラとは、コンピューターやサーバー、データベース、ネットワークといった、日々の業務や生活を支える基盤技術のことを指します。

インフラエンジニアが設計・構築する際は、サーバーの設置、OSのインストール、ストレージやネットワークの設定などを行います。アプリケーションやシステムが円滑に動作するためには、このようなインフラの確立が欠かせません。

近年のITの普及や企業のシステム化の進展に伴い、インフラエンジニアの役割はますます重要となっています。具体的には、以下の4つの専門分野に分かれることが一般的です





それぞれの分野は、企業やプロジェクトの特性に応じてさらに細分化されることもあります。




インフラエンジニアの平均年収は他のITエンジニアよりも高い

求人ボックスのデータによると、インフラエンジニアの正社員の平均年収は540万円(2023年4月4日現在)です。日本の平均年収は458万円なので、インフラエンジニアの年収はかなり高いといえます。ITの普及が進む現代に必要不可欠なインフラエンジニアは需要が高く、システム設計から運用・保守まで幅広い知識を要し、技術が必要な職種です。

さらにインフラエンジニアの正社員の給料分布を見ると、全体幅が328〜991万円と幅広くなっています。インフラエンジニアに転職して間もない場合、給料が安い可能性があります。

次は他のITエンジニア職種と、年収を比較していきましょう。



エンジニア職種
正社員の平均年収
ゲームプログラマー
499万円
システムエンジニア
509万円
インフラエンジニア
540万円
アプリエンジニア
574万円
フロントエンドエンジニア
598万円

今回紹介したいずれの職種も、日本の平均年収458万円よりも年収が高くなっています。インフラエンジニアはおおよそ中央に位置していて、給料は好条件といえるでしょう。

ITエンジニアはいずれの職種にも、経験値とスキルが重要な仕事です。インフラエンジニアも着実に経験を積みスキル習得をしていけば、さらなる年収アップが狙えるでしょう。

数値参考元:求人ボックス(2023年4月4日現在)

インフラエンジニアの年収アップに役立つスキル

インフラエンジニアを目指すなら、習得スキルや適性を確認しておきましょう。


ここではインフラエンジニアの年収アップに役立つスキルを解説します。主に必要なスキルは次の3つです。



  • サーバーやセキュリティの知識
  • ヒアリング力・提案力
  • マネジメント能力


インフラエンジニアを目指すのであれば必要な知識や適性を把握し、日々意識してみましょう。


サーバーやセキュリティの知識


サーバーの運用・保守はインフラエンジニアの核となる業務です。このため、サーバーのOS、特にWindowsやLinuxの深い知識が不可欠です。加えて、時代の要請に応じて、クラウドサービスの普及が進む中、AWSやAzureを用いた環境構築のスキルも求められます。

一方、セキュリティは業務の中でも特にデリケートな部分を担います。多くの場合、経験豊富なサーバーエンジニアがセキュリティの設定や対策を担当しますが、初心者であってもアクセス管理やウイルス対策の基本知識は持っておくことが推奨されます。これにより、業務がよりスムーズに進行し、企業の情報資産をしっかりと守ることができるでしょう。

ヒアリング力・提案力


インフラエンジニアの業務は、技術的な知識だけでなく、クライアントとのコミュニケーション能力も極めて重要です。
特に、顧客のニーズを正確に把握し、最適な技術やインフラを提案するためのヒアリング力と提案力は不可欠です。顧客との対話において、要望を丁寧に受け止め、それを明確で分かりやすい提案に変える能力は、経験を積むことで磨かれます。
実際の業務を通じて、先輩や同僚からのフィードバックを活用し、日々の成長を目指すことが鍵となります。

マネジメント能力


インフラエンジニアが持つべき重要なスキルの一つがマネジメント能力です。この能力は、特にリーダーやプロジェクトマネージャーのような上流工程を担当する際に必要とされますが、運用・保守の段階での障害管理やチーム運営でも要求されるスキルとなっています。
インフラの開発プロジェクトは、短いものでも数ヶ月、長い場合は数年にわたり実施されることもあり、その全体像を正確に理解し、必要な人材やリソースを計画的に管理する能力が求められます。インフラエンジニアとしての技術的知識だけでなく、プロジェクト全体を効率的に運営する視野とスキルが重要となるのです。

インフラエンジニアの将来性について

インフラエンジニアの将来性について

インフラエンジニアは、現代のインターネット中心の社会において、非常に高い将来性を持つ職種として位置づけられています。ビジネスの多くがネットワークに依存する現在、インターネットの発展は今後も続くと考えられ、それに伴いインフラエンジニアの需要も増大するでしょう。ITインフラは時代の変遷に関わらず、人々の生活の基盤として確固たる位置を占めています。

現に、クラウドサービスの普及など、技術の進化に伴って仕事の内容は進化していますが、インフラエンジニアの役割自体は消えることはありません。さらに、一部でAIによる仕事の代替を懸念する声もありますが、エンジニアの持つ高度な技術や洞察を機械が模倣するのは容易ではないでしょう。

結論として、インフラエンジニアは現代社会において欠かせない職種であり、今後もその需要は増していくと考えられます。

インフラエンジニアになる年収以外の3つのメリット

インフラエンジニアになるメリットは年収の高さだけではありません。ここでは、年収以外のメリットを3つ取り上げて紹介します。



  • 世の需要が高く安定して仕事がある
  • 大きな仕事に携われる
  • 社会貢献ができてやりがいになる

ほかのエンジニア職種にはない魅力について、理解を深めていきましょう。

メリット1:世の需要が高く安定して仕事がある


ITインフラの構築は、Webサイトやアプリケーションを作るうえで欠かせません。先ほどもお伝えした通り、世の中にシステムやWebサービスが溢れている限り、インフラエンジニアの仕事がなくなる可能性は低いといえるでしょう。現状あらゆる業界でシステム化が進んでいるため、この先さらに需要の高まりが期待できます。

インフラエンジニアは人手不足といわれています。それはインフラ構築に関わる専門技術を広く身に付けなければならないからです。すなわち高い技術力を身に付ければ、どの現場でも重宝される人材になれるでしょう。

メリット2:大きな仕事に携われる


インフラエンジニアは大規模なインフラ構築・運用に関わる機会が多く、比較的初期段階からスケールの大きな仕事に携われます。例えば多くのユーザーが利用するサービスや、大手企業の一大プロジェクトなどです。

若いうちから大きなプロジェクトに携わると、さまざまな経験を積んでいけます。社内外の大人数のプロジェクトチームで動いたり、いくつものコンピューターや機器を扱ったりするのが一例です。インフラエンジニアとして働けば、個人では到底接触できない大きな仕事に関わり、エンジニアとしてステップアップが実現するでしょう。

メリット3:社会貢献ができてやりがいになる


インフラエンジニアは、社会貢献ができてやりがいのある職種です。ITインフラを管理・運用できなければ、企業や医療機関のシステムは成り立ちません。特に医療機関は命に関わるものであるため、責任感を要する仕事といえるでしょう。

現代社会ではITインフラがなければ、さまざまなサービスが停止してしまいます。インフラエンジニアは社会に求められる、必要不可欠な存在です。社会に役立っていると実感できる仕事なので、モチベーションも保てるでしょう。

未経験からインフラエンジニアのスキルを習得する方法

未経験からインフラエンジニアのスキルを習得する方法

ここまでインフラエンジニアの仕事内容について詳しく紹介してきました。では実際にインフラエンジニアを目指すなら、どのようにスキルを学べばよいのでしょうか。

ここでは、未経験からインフラエンジニアのスキルを習得する方法について次の2つを解説します。


  • 独学で資格取得を目標に学ぶ
  • ITスクールに通ってサポートを受ける

それぞれのスケジュール面、金銭面などから自分に合った学習方法を探っていきましょう。


方法1:独学で資格取得を目標に学ぶ


独学であれば、資格取得を目標に学ぶとよいでしょう。資格取得をゴール地点とすれば、スケジュールを立てやすく継続して学習できます。

資格取得のための勉強を通じて、インフラの知識を体系的に学べるでしょう。

さらに資格があればスキルの証明にもなるので、面接や将来のキャリアアップにも大いに役立ちます。

資格取得時は、スキルを確実に自分のものにできるよう意識するのがポイントです。

下記は、インフラ系の資格の一例です。


  • オラクルマスター
  • オラクルマスター
    運営 日本オラクル社
    受験料(税込)
    37,730円
    難易度
    合格率:非公開
    合格ライン
    正答率:およそ60%
    受験方法
    CBT
    随時

    (参考:ORACLE MASTER Portal>



  • Linux技術者
    ここではLinuxの技術力を証明できる代表的な資格「LPIC」「LinuC」をご紹介します。

  • Linux技術者 LPIC レベル1
    運営 Linux Professional Institute(LPI)
    受験料(税込)
    1科目:16,500円
    難易度
    合格率:非公開
    合格ライン
    500点以上/800点満点
    ※101試験と102試験の両方に合格するとレベル1に認定される。
    受験方法
    CBT
    随時


    Linux技術者 LinuC レベル1
    運営 特定非営利活動法人エルピーアイジャパン
    受験料(税込)
    1科目:16,500円
    難易度
    合格率:非公開
    合格ライン
    正答率:およそ65%〜75%
    ※101試験と102試験の両方に合格するとレベル1に認定される。
    受験方法
    CBT
    随時


  • AWS認定
  • AWS認定
    運営 Amazon Web Services, Inc.
    受験料(税込)
    FOUNDATIONAL:12,100 円
    ASSOCIATE:16,500 円
    PROFESSIONAL:33,000 円
    SPECIALITY:33,000 円
    難易度
    合格率:非公開
    合格ライン
    FOUNDATIONAL:700点以上
    ASSOCIATE:720点以上
    PROFESSIONAL:750点以上
    SPECIALITY:750点以上
    受験方法
    CBT
    随時


  • シスコ技術者認定資格
  • シスコ技術者認定資格
    運営 Cisco Systems社
    受験料(税込)
    ランク・種類により異なる
    難易度
    合格率:非公開
    合格ライン
    正答率:非公開
    受験方法
    CBT
    随時


  • ネットワークスペシャリスト試験
  • ネットワークスペシャリスト試験
    運営 IPA独立行政法人 情報処理推進機構
    受験料(税込)
    7,500円
    難易度
    合格率:12%〜15%前後と低め
    合格ライン
    60点以上/100点満点
    受験方法
    年1回
    (4月)

    (参考:ネットワークスペシャリストドットコム 統計情報


強化したい部分を見極めて、着実に知識を身に付けましょう。
独学で学習する場合は、まず書籍やWebサイトでインフラエンジニアについて学んでみてください。図書館やWebサービス、動画など無料の教材から試すのもよいでしょう。さらに深堀りしたいと思った時には、次に紹介するITスクールを検討しましょう。


方法2:ITスクールに通ってサポートを受ける


学習や転職のサポートが欲しいなら、ITスクールを活用しましょう。


ITスクールでは分からない所があれば質問できたり、定期面談によりモチベーションを維持できたり、学習を進める助けとなるサポートが充実しています。

また転職サポートがあれば、履歴書添削や面接練習、ポートフォリオ添削など内定獲得まで丁寧な支援を受けられます。

これらのサポートは、ITスクールによって内容が異なります。

スキルを習得してどんな姿になりたいのか、自分にはどういったサポートが必要なのかを考えて、自分に合ったITスクールを探しましょう。




まとめ:インフラエンジニアは年収が高く将来性のある仕事

インフラエンジニアは、ほかのエンジニアより比較的年収が高い職種です。経験を積み、スキルアップを目指せばさらに高年収を狙えるでしょう。

昨今はシステム化を進める企業が多く、ITインフラの需要は高くなっています。将来性のある職種なので、今からエンジニアを目指す方はインフラエンジニアも候補に入れてみてください。

この記事で紹介した「スキルを習得する方法」を参考に、ITインフラの学習を始めてみてはいかがでしょうか。


インフラエンジニアを目指せるスクールはこちら

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