システムエンジニアを目指す方のなかには「システムエンジニアにはどんなスキルが必要なのか」、具体的に知りたい方もいるでしょう。
求められるスキルを把握しておくと、就職に向けた具体的な行動を考えやすくなります。
この記事では、システムエンジニアにとって必要なスキルやエンジニアの職種の分類についてご紹介します。
具体的な仕事内容を理解したうえで、あなたに合うエンジニアの仕事をみつけてくださいね。
システムエンジニアは顧客の要望を聞いたうえで、どんなアプリやソフトを開発するかを決定し、プロジェクトを管理する職種です。
プログラマーとの違いは、コード記述など現場作業よりもプロジェクト全体の管理をする点です。そのため、顧客やチームメンバーとうまくコミュニケーションをとるなど、幅広いスキルが求められます。
一方で、現場のエンジニアからプロジェクトやコードの記述について質問された際は、すぐに答えられるレベルのプログラミングスキルも必要です。知識・経験値を求められる仕事のため、時間をかけてステップアップするほかありません。
それでは、システムエンジニアとして働くうえで必要な能力やスキルを具体的に解説します。
システムエンジニア(SE)とは?仕事内容から年収まで完全ガイド
システムエンジニアに必要な能力・スキルは、主に5つあります。
上記のスキルを磨くことで、システムエンジニアとしてキャリアアップしやすくなります。
それでは各スキルがどのように役立つのかを解説します。
システムエンジニアは、7つの職種に分かれています。
自分のキャリアを考えるうえで、適正に合った職種を選ぶことは非常に重要です。
それぞれの職種の特徴について解説するので、ぜひ参考にしてください。
▶ ネットワークエンジニアに必要なスキルは?役立つ資格や学習方法も解説
サーバーエンジニアは、サーバーの設計・運用・保守を担当する職種です。サーバーにはUnixやLinuxといった特殊なOSを用いられるケースが多く、専門知識やスキルがなければ担当できません。
サーバーエンジニアは、トラブルや不正アクセスが起きた際に、緊急で対応します。正確さとスピードの両立ができる人であれば、活躍できるはずです。
サーバーエンジニアに関しては、下記記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
▶ サーバーエンジニアに求められる資格6選!難易度とおすすめの勉強法は?
インフラエンジニアは、サーバーエンジニアとネットワークエンジニアの両方を担当する職種です。サーバーとネットワークの開発・運用・保守を主に担当します。
サーバーもしくはネットワークのいずれかを担当できる人材よりも、希少価値が高く、高収入も実現可能です。
インフラエンジニアに関しては、下記記事でも詳しく解説しています。是非参考にしてください。
▶ インフラエンジニアに転職したい!未経験からの転職方法も解説
アプリケーションエンジニアは業務効率化、モバイルなどのアプリ開発・運用・保守を担当する職種です。アプリ開発の上流から下流まですべての工程に携わるため、全体像を理解した上で舵を切る必要があります。
また、アプリケーションエンジニアには、プログラミングのスキルが欠かせません。開発言語はPHPやJavaなど、さまざまな種類があり、ある言語に特化したエンジニアもいます。ただし、アプリケーションによって必要なプログラミング言語が異なるため、複数の言語を習得することがキャリアアップにつながります。
ブリッジSEは、国内企業と海外企業の橋渡しをする職種です。
海外企業で働くエンジニアは、仕事に対する考え方や価値観が日本で働くエンジニアと異なる場合があります。そのため、現地人と円滑なコミュニケーションをとれるブリッジSEの存在が必要不可欠です。
プログラミングスキルだけでなく、異国の文化を理解し、複数の言語を使いこなすスキルをお持ちの方は、ブリッジSEとして活躍できるでしょう。
社内SEは、主に社内システムの保守を担当します。社内ネットワークの構築や社内PCの管理、ヘルプデスク業務など担当業務が広く、豊富な知識量が求められます。
ITスキルがない社員にシステムの説明を行う場面もあるため、わかりやすく情報を伝えるコミュニケーション能力も求められます。エンジニアとしての知識・スキルだけではなく、ヒューマンスキルが求められる職種です。
社内SEの年収や必要なスキル、年収アップの方法は下記記事で紹介しています。ぜひ下記記事も併せてご覧ください。
▶ 社内SEの平均年収は高い?年収アップの方法や取得すべき資格を紹介
開発エンジニアは、システムやWebサイト、アプリ開発を行う職種です。要件定義などの上流工程だけでなく、状況に応じて、自分でプログラミングを行うこともあり、豊富な知識と経験を求められます。
そのため、プログラマーとしてキャリアを積んだ人材が開発エンジニアへとステップアップするケースがほとんどです。
開発エンジニアを目指す人は、知識・経験値を積み上げるところから始めましょう。
システムエンジニアとしてスキルアップする方法は、主に3つです。
色々な方法がありますが、自分に合ったものを選び、具体的な行動に移すことが重要です。
それぞれの方法について、以下で詳しく解説するので参考にしてください。
システムエンジニアを目指すには、IT関連の資格を取得するとよいでしょう。資格取得に向けて勉強する過程で、知識やスキルを磨けるからです。
また、資格を取得することで、面接時にアピールをしやすくなります。資格を持っていれば、一定以上のスキル・知識を保証されるため、企業は業界未経験者であっても採用しやすくなります。
さらに詳しく、システムエンジニアにとって役立つ資格を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
▶ システムエンジニアに有利な資格とは?おすすめ8選を紹介
システムエンジニアとして就職するために、保有スキルをアピールできるスキルマップを作成しましょう。
ここではスキルマップを作成する目的やメリットを解説します。システムエンジニアの就職活動にぜひ役立ててください。
スキルマップを作成するメリットは、自分の得意・不得意や強み・弱みを把握できることです。
自分の強みを理解することで、面接でもアピールしやすくなるはずです。自信を持って面接に臨むためにも、自分のスキルを見つめなおしてみましょう。
ここまで、システムエンジニアに必要なスキルや職種、スキルアップの方法、スキルマップについて解説しました。
システムエンジニアは多くのスキルが求められますが、希少価値が高く、高収入を目指せる職業です。特に、自分のスキルや適性に合った職種を選ぶことで、スムーズな就職・キャリアアップが叶うでしょう。
まずは、早いうちからプログラミングスクールへの入校や、プログラマーとして就職し、スキルと経験値を磨きましょう。