IT業界にはさまざまなエンジニアが存在しますが、その中でも汎用性と将来性を兼ね備えたネットワークエンジニアをご存知でしょうか?
「IT業界でネットワークエンジニアとして活躍したいけど、自分に合ってるのかな…」
「キャリアアップとしてネットワークエンジニアに転職したいけど不安…」
「ネットワークエンジニアはやめとけって聞くけど本当かな…」
本記事ではそんなお悩みをお持ちの方に向けて、ネットワークエンジニアの概要や仕事内容の詳細、向いている方の特徴やネットワークエンジニアはやめとけと言われている理由について解説します。
ネットワークエンジニアへの就職・転職を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
ネットワークエンジニアとは、基本的にコンピューターネットワーク技術や知識を駆使して、以下の業務をするエンジニアを指します。
ネットワークエンジニアに必要なスキルは?役立つ資格や学習方法も解説
ここからはネットワークエンジニアの業務内容を「要件定義」「設計」「構築」「テスト」「運用・保守」の5つに分けて具体的に紹介します。
業務内容の詳細を知り、自分に適しているかのイメージをつかみたい方は、ぜひご覧ください。
5つ目の業務内容は「運用・保守」です。テストで安全性が担保されたネットワーク環境であっても、リリース後はテストでも想定しきれなかったトラブルが発生する可能性があります。
運用・保守では想定外のトラブルが起きないかを常に監視し、トラブル発生時には迅速に原因を突き止めて対処する必要があります。
また、夜間や早朝のトラブル発生時には、迅速な解決のために対応可能な人員の確保とトラブル対応業務の周知が重要です。
本工程は、顧客が安心してネットワーク環境を利用できるようにサポートする重要な工程です。
ここまで、ネットワークエンジニアの仕事内容を紹介してきました。
求人ボックスによると、ネットワークエンジニアの平均年収は492万円となっており、国税庁の【令和4年分 民間給与実態統計調査】による日本全体の平均年収458万円よりも高い年収となっています。
しかし、ネットワークエンジニアについて調べてみると「ネットワークエンジニアはやめとけ」といった記事が散見されます。
ここからは、なぜ「ネットワークエンジニアはやめとけ」と言われてしまうのかについて解説していきます。
参照:求人ボックス給与ナビ(2023年8月29日現在)
一般的なネットワークエンジニアは平日の週5日、各8時間の勤務ですが、ネットワーク環境切り替え時には、顧客がネットワークをあまり使用していない土日や早朝・深夜の時間帯で対応しなければなりません。
また、突発的なトラブルが発生した場合は、出社して対応しなければならない場合もあります。こういった、勤務時間が不規則になってしまう可能性がある点が「やめとけ」と言われる原因の1つになっています。
しかし、実際には土日出勤をした場合は、代わりに平日に代休を取得できます。さらに、突発的なトラブルが発生して早く出社した場合は、その分時間を短縮して退社できることがほとんどです。
企業によっては夜勤先任者として夜間だけ労働する人員も確保されているため、トラブルに対して過剰に不安になる必要はないでしょう。
ネットワークエンジニアはネットワークの運用・保守業務がメインです。
そのため、トラブルや新規案件が入るまではひたすらネットワークの監視やマニュアル化された定例作業を実施します。
毎日新しいことへ挑戦したい方にとっては、ネットワークエンジニアは不向きとなりがちですが、逆にコツコツとした作業が好きな方や、1つのことを極めるのが得意な方には、最適な職業です。
ネットワークエンジニアに求められる資格とは?取得すべき7選を紹介
ここまでで、ネットワークエンジニアがやりがいのある仕事ということをご理解いただけたかと思います。
ここからはネットワークエンジニアに向いている方の特徴について解説していきます。
ネットワークエンジニアはパソコンを扱う業務がメインとなるため、無言でデスクワークをするイメージを持つ方が多いでしょう。
しかし、実際には要件定義の際に顧客と綿密なやり取りをしたり、設計や構築時にはチームメンバーとうまく連携をとりながら業務をこなしたりする必要があります。
そのため、パソコンでの業務にプラスして、円滑にコミュニケーションがとれる方はネットワークエンジニアに向いているといえます。
ネットワークエンジニアは、トラブルが発生した際には迅速な問題解決が求められます。
また、IT業界は技術の流れが激しく、日々新たな技術が生み出されている状態です。
そんななかで仕事に対しての向上心がなければ、問題解決のために最適な対応ができない場合もあるでしょう。
時には、やり慣れた方法ではなく、最新技術を業務に取り入れてみるといった努力も必要です。常に最適な方法がないか模索し、技術や知識のアップデートが必要です。
しっかりと知識を吸収して成長できる、向上心のあるネットワークエンジニアがIT業界に求められているのです。
本記事では、ネットワークエンジニアの概要や仕事内容の詳細、向いている方の特徴やネットワークエンジニアはやめとけと言われている理由について解説しました。
幅広い業務内容と、高い専門性からネットワークエンジニアはやりがいのある仕事だといえます。
また、向上心のある方にとっては最適な仕事であり、キャリアアップや独立を目指せて将来性のある職業です。
ぜひ、これを機にネットワークエンジニアを目指してみましょう!
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