コロナ禍などでリモートワークが増えた会社が多かったこともあり、パソコンで副業を始める人も増えてきました。この記事では、副業を探している人へ、パソコン1台でできる副業を紹介します。初心者でもできる初級〜中級、スキルの必要な上級まで10つの副業を取り上げ、成功するために必要なことと学び方を解説します。
副業に必要な勉強をして知識や技術を身に付けたい人は、この記事を参考にして、ぜひパソコンでの副業にお役立てください。
パソコン1台でできるおすすめの副業の中で、初級〜中級者向けのものをピックアップして紹介します。パソコンの基本操作で対応できる仕事、ある程度勉強すれば誰でもできる仕事など、比較的取り組みやすい副業をまとめました。
Webライティングは、顧客のWebサイトに掲載する記事を執筆し、納品する仕事です。記事に求められることはさまざまで、Webサイトや本を調べれば書けるもの、テーマについての専門知識が必要なもの、SEOの知識を要するものなどが代表的です。取材やインタビューを任されることもあります。
文字数や文字単価、作業範囲は顧客や案件によって異なります。ライターとして文章を作成するだけではなく、記事構成、画像の選定・編集・作成、WordPressといったCMSへの入稿までの流れで担当するケースもあります。
文章を書くことや調べることが好きな人、どのようなテーマでも興味関心を持てる人、自身の持つ専門知識を活かしたい人などが向いているでしょう。パソコンで検索するスキルと、物事をわかりやすく伝えられる文章力を持った人なら、副業初心者でも始めやすい仕事です。以下の記事では、Webライターに必要なスキルを紹介しています。
▶ Webライターに求められるスキル全11選｜スキルアップ方法も解説！ | マナビタイム
▶ 未経験からでもWebライターに転職できる！必要なスキルや心構えを知ろう | マナビタイム
データ入力は、手書きのアンケートや名刺などのアナログデータを、テキストデータとしてWordやExcelや会社の独自システムなどに入力する仕事です。インターネットで検索したデータを入力する場合もあります。一方、文字起こしは、音声データをテキスト化する仕事です。
どちらもパソコン操作に慣れている人や、タイピングが得意な人、単純作業が好きな人に向いています。パソコン初心者が副業として始めるにはおすすめです。ただし、データ入力では、自宅のパソコンにWordやExcelのようなソフトが必要となるケースも珍しくありません。
アンケートモニターは、アンケートサイトに登録して、さまざまなアンケートに回答する仕事です。アンケートの内容は企業の商品開発に活用されたり、市場調査に役立てられたりします。回答方法にはWeb調査、オンラインインタビュー、会場調査、日記調査、ホームユーステストなど、さまざまな種類があります。
基本的にアンケートに答えるだけなので、特にスキルは必要なく、誰でも気軽に取り組みやすい副業です。スマートフォンで回答できるケースもあり、移動時間や電車の待ち時間などの隙間時間を有効活用したい人、短い時間しか時間が取れない人などに向いています。
Webデザインは、Adobe社のIllustratorやPhotoshopなどを使って、Webサイトやバナーのデザインをする仕事です。場合によっては、HTML・CSS・Javascriptなどのプログラミングスキルが必要な場合もあります。デザインやデザインソフト、プログラミングなどを勉強してスキルを身に付けておくと良いでしょう。アプリケーションの動作に耐えられるハイスペックなパソコンが必要になります。
スキルを身に付けて案件を獲得でき、継続していければ大きく稼ぐことも夢ではないため、副業で多くの収入を目指したい人に向いています。また、独立を視野に入れている人にもおすすめです。
Illustrator・Photoshopのスキルを習得できるITスクールはこちら
HTML・CSS・Javascriptのスキルを習得できるITスクールはこちら
動画クリエイターは、YouTubeやTikTokのような動画プラットフォームに投稿する動画や、ウェディングムービー、企業のPRムービーなどを編集・制作する仕事です。具体的には、専用のソフトを使い動画の不要シーンのカット、シーンのつなぎ合わせ、字幕付け、効果音入れなどを1人で担当します。企業から案件を受けたり、YouTuberからオファーを受けたりすることも可能です。
パソコンやスマートフォンでカットやテロップ入れなどの基本はもちろん、他にも音声の編集、エフェクト追加、色調補正、ノイズ除去などの作業をします。長時間の作業が苦ではなくコツコツと丁寧に取り組める人に向いているでしょう。
近年需要が高まっている仕事なので、スキルを身に付けて制作実績を積めば、将来フリーランスとして独立し稼ぐことも可能です。
動画クリエイターを目指せるITスクールはこちら
以下の記事では、動画クリエイターを目指す人に役立つ記事を紹介しています。
▶ フリーランスの動画クリエイターになる方法とは？必須スキルや年収アップの方法も解説 | マナビタイム
▶ 動画クリエイターに転職するには？必要なスキルや相場年収を解説！ | マナビタイム
アフィリエイトは、自分が所有しているWebサイトやブログなどに広告を掲載し、その広告収入で稼ぐ仕事です。Webサイトの訪問者が広告をクリックしたり、注文や契約が成立したりした際に広告収入が入る仕組みになっています。本格的にアフィリエイトを始めるには、パソコンと通信環境の整備、自分のWebサイトを立ち上げるためのドメインやサーバー費用などが必要ですが、手軽なものでは月額1,000円程度から始められます。
アフィリエイトは、自分でコンテンツを作りたい人や、報酬が発生するまでコツコツ続けられる人などに向いています。SEOなどの必須となるWeb知識の勉強や情報収集が苦にならない人におすすめです。
事務代行は、資料作成や見積書・請求書などの書類作成、記帳作業、簡単な文章作成、問い合わせメールの返信など、多岐にわたる仕事です。難易度は高くはないため副業のハードルは低いと言えるでしょう。使用するパソコンは中程度のものがあれば十分に対応可能です。
向いている人は、事務経験がある人や、WordやExcel、PowerPointなどのオフィスソフトが扱える人、パソコン操作が得意な人などです。収入面では比較的低めですが、経理や財務など専門性が高い仕事は高い収入を得られることもあります。
Word・Excel・PowerPointのスキルを習得できるITスクールはこちら
パソコン1台でできる上級者向けの副業の場合、パソコンの基本操作ができることはもちろん、ある程度の専門的なスキルが必要です。高いレベルの作業を求められることも多いため、これから副業を始める人で初心者の方はまずは腰を据えて勉強する必要があるでしょう。
プログラマーは、プログラミングによってコンピューターを動かすシステムやソフトウェアを開発する仕事です。活躍する業界は幅広く、Webサイトやアプリ、ゲームをはじめ、通信、セキュリティ、電化製品やカーナビのように機器に組み込むシステムを開発するものまであります。
物事を順序立てて考えて構築する論理的思考が得意な人や、プログラミングのスキルを身に付けたい人などに向いています。プログラミングの世界は常に進化しているため、時代の流れに敏感になることも必要です。
プログラミング言語を習得できるITスクールはこちら
プログラマーに必要なスキルや学ぶ方法は、下記記事を参考にしてください。
▶ プログラマーに求められるスキルとは？効率よく学ぶ方法も紹介 | マナビタイム
翻訳と通訳は一つの言語から別の言語に訳す仕事です。両者の異なる点は文字情報か、発話された言語かという点です。翻訳は一つの言語で書かれたテキストの意味を、正確に別の言語のテキストに置き換えます。一方、通訳は発話された内容を同時に口頭で別の言語に訳します。
向いている人は海外に住んでいたことがある人や、日本語を含む語学力が高い人、訳す外国語が堪能な人、読解力・表現力・リサーチ力・マネジメント力がある人などです。
投資には、株・FX・仮想通貨などさまざまな種類があります。株は、証券口座を開いて企業の株を取引きし、値上がりしたタイミングで売却して売却利益を得る仕組みです。口座はネット証券でも開設できるため、証券会社等に出向かずパソコンだけで完結します。
FXは外国為替証拠金取引といって、外国通貨の売買で発生する差額で利益を得る投資になります。レバレッジをかけ、預けた証拠金の何倍もの取引ができる点が大きな魅力です。
仮想通貨（暗号資産）は、インターネット上でやり取りする財産的価値のことです。売買の差益を狙う点は株や為替と似ていますが、仮想通貨は法定通貨ではないため裏付けされた資産がなく、需給により価値が大きく変わります。
投資のリスクを背負える人や、自分の判断に責任を持てる人は挑戦してみても良いでしょう。ただし、まずは知識を身に付けることから始めましょう。
副業のなかには、比較的簡単で気軽に始められるものも多いですが、思うように収入に結びつかなかったり、仕事内容が合わなかったりと必ずしもうまくいくとは限りません。副業を成功させるために大切なことを確認しておきましょう。
副業を始める際は、会社の就業規則で副業が禁止されていないかをまず確認しましょう。たとえOKでも、寝不足やストレスで本業に悪影響が出ないよう、仕事量を調整することが大切です。
もし会社で副業が禁止されている場合は、事情を説明して会社の許可を取ってから始めてください。「禁止だけどバレないように副業をする」はNGです。何らかのペナルティを受けたり、人事評価が下がったりするかもしれません。最悪の場合は本業を失うリスクもあります。
クライアントワークの場合、案件の募集内容をよく確認した上で、スケジュールや難易度など、自分が対応できる範囲で受けることが大切です。仕事を受注したものの難易度が高くて完了できなかったり、納期に間に合わなかったりした場合、顧客に迷惑をかけてしまい、報酬も得られません。
ただし、あまりに報酬の低い案件では収入を増やすことが困難になるため、自身のレベルに見合った案件を受けることが大切です。
副業とはいえお金をもらう仕事であるため、プロとして知識やスキルを学び続けることが大切です。スキルアップすることで、受けられる案件の数や難易度が上がり、収入アップにもつながります。逆に、単価が低くスキルが不要な副業である程度の収入を得るには、数をこなさなければなりません。睡眠時間やリラックスタイムを削ることになると、本業にも支障が出てしまうでしょう。
そのため、最初は単価が低い案件からスタートしても、高単価の案件を受けられるように知識やスキルを身に付けていくことが大切です。
スキルが必要なIT系の副業を始めるなら、ITスクールで学ぶのが効率的です。市販の参考書やインターネット上の学習サイトもありますが、独学では、仕事を受けられるレベルに達する前に挫折することも珍しくありません。
ITスクールでは独学よりも費用はかかりますが、実務に必要なスキルを網羅的に学習できるメリットがあり、プロの講師やメンターに相談もできます。ただし、スクールに通うならスケジュールに無理がないか、内容はこなせるレベルかなどをしっかり検討し、自分に合ったスクールを選ぶことが大切です。スクールの選び方は下記記事を参考にしてください。
▶ 転職・副業したい方におすすめ！ITスクールの選び方や注意点を解説 | マナビタイム
パソコン1台でできる副業は、パソコンやスマートフォンを使えればすぐに始められるものから、知識やスキルが必要なものまでさまざまです。より高単価の仕事を目指し効率的に収入を得るなら、たとえ副業でも知識やスキルは大切な要素です。
スキルを高めながら副業できっちりと稼ぎたい人は、ITスクールで学ぶことがおすすめです。「マナビタイム」では、絞り込み条件からITスクールのコースを探すことができます。ITスクールを探している人は、ぜひ以下のページで希望条件を入れて検索してみてください。
